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Posted by TI-DA at

2018年07月05日

工房移転のお知らせ




こんにちは
久しぶりのブログ更新になりますが、お知らせです

「首里石嶺町から崎山町へ。
 より首里城に近い、先祖が金細工を営んできた場所の近くに
 工房を移すことになりました。
 それは新しい場所というより、還る場所。
 紅型工房や酒蔵のある石畳の城下町で、
 心も新たに悠久の槌音を響かせたいと思うのです。
 平成30年7月吉日 又吉健次郎」

7月末に新しい工房に移り
8月5日頃に新工房での仕事初めを予定しています。
新しい工房でも、皆様と一緒に今までと変わらぬ空間を作っていきたいと思っています
今後ともどうぞよろしくお願いいたします

もちろんカンスケ、銀太も一緒です!

新住所 〒903-08114
那覇市首里崎山町1丁目51
TEL 098-884-7301 (電話番号は今までと変わりません)

  


Posted by 風音 at 10:12Comments(1)工房からお知らせ

2014年01月04日

2014年

新年 あけまして おめでとうございます

ことしもどうぞ よろしくお願いいたします。



  


Posted by 風音 at 09:08Comments(3)

2013年12月14日

講演会のお知らせ

12月も半分が過ぎようとしていますが
まだまだ暖かい沖縄です

年の瀬近づき、皆さんなんだか忙しく感じている時期
かと思いますが、
12月21日(土曜日)
沖縄県立博物館にて講演会があります

ジーファーの作り手「金細工またよし」又吉健次郎と
そのジーファーを髪にさす、髪結いの
「小波流琉球きからじ結家元」小波則夫先生の2人による
講演会となります

ジーファーを打つ実演
髪結いから実際に踊りまでを披露します。

興味のある方はぜひお越しください。
お待ちしています!!

■博物館文化講座「きからじとジーファー」
時間:14:00~16:00(13:30開場)
講師:小波則夫(小波流琉球きからじ結家元)/又吉健次郎(金細工またよし七代目)
場所:3階 講堂
定員:当日先着 200名

  


Posted by 風音 at 18:02Comments(1)お知らせ

2013年10月30日

ハロウィン

朝、工房に行くと・・・

カンスケ・銀太が出迎えてくれました。


  


Posted by 風音 at 14:00Comments(2)カン吉日誌

2013年10月02日

銀太


なんだか最近、甘えん坊・・・


  


Posted by 風音 at 12:00Comments(1)カン吉日誌

2013年07月27日

職人冥利です

職人冥利です




嘗て私は、こんな美しい手を知りません。
人生の屈折、時世のうねり、物価の動きなど
手にあまることがいっぱいあったでしょうけど それらを手にのせて
こねり、まるめて、つつみこみ、手中におさめてきた生活史が
深く刻み込まれています。

私はこの写真(それも嘗てみたこともない美しい)を見て
おもわず槌音がとまり ただただ見入っていました

この手と指輪の出会い!

この出会いの道筋を静岡県の堀野仁美さんがメールで知らせてくれました。


         祖母は11月の誕生日を迎えますと97歳になります。
         大正五年生まれですので 大正、昭和、平成と
         三代を生きてきたことになります
         戦争のときも天災のときも、負けてなるものかと
         女手一つで四姉妹を育ててきました。
         気丈で男勝りの(頭がよく動いたので男に生まれていたら
         政治家になっていたかもしれない。とカラカラ笑う)
         そんな祖母に房指輪をみせて、つけてもらいました。
         お姫様みたいな指輪だね
         しゃらしゃら鳴らしながら自身の皺が深く刻み込まれた手に
         目を細めていました。
         よかった。
         似合っている。

堀野さん お便り有難う
この仕事をして、この写真をみて、ほんとに職人冥利につきると思いました。

はたらけど はたらけど 猶わが生活
楽にならざり ぢっと手を見る

私も啄木にならって、自分の手を見ました。
金槌の手まめも枯れて、なにもありません。
でもこれからもコツコツ時を刻みながら、七飾りの文様、房の指輪
結び指輪をつくっていきます

首里城(うぐしく)ぬ 指輪
今や(なまや) 静岡の
年経(としへ)たる 指(いび)ぬ
友達(どぅしぐぁ)に なとさ



しっかりおばあさん孝行をして下さい。
おばあさんが元気でありますよう、遠い南より祈っています。







  


Posted by 風音 at 19:14Comments(1)お客様との縁

2013年07月24日

7月24日

愛しカン吉や 白雲に架かる
    虹ぬ橋渡てぃ 翼ひるぎ


あれから一年、
金細工またよしファンのミュージシャン スージーさんから
こんな絵をいただきました





おもわず頬がゆるみ、でもホロリとしました
そうです あれから一年たちました。
  


Posted by 風音 at 19:36Comments(2)カン吉日誌

2013年07月19日

工房までのアクセス

工房の近くまで来ているのに、道がわからない・・・というお客様が多いので、首里駅からの道順を紹介します。

首里駅から「りうぼう」に向けて進んで、2つ目の信号を右に曲がります。
目印は、赤い「薬」の看板
 



そのまま、20mほど進み、「新田商店」を左に曲がります。



左に曲がると、細い道ですが、突き当りまで進み右に曲がります。
(行き止まりのように見えますが、曲がれます。)



奥に見えている、白い車のところが「金細工またよし」です。



工房の入り口の様子(民家の庭のようですが、奥が工房です。)



工房内の様子









場所が分からなくなった時は、遠慮なくお電話ください。
電話:098-884-7301  


2013年06月27日

「平打ち」の工程

房指輪の平たいリングを作る工程を紹介します。工房では、その形から「平打ち」と呼んでいます。

  1.銀を溶かす

     決められた重さの銀を溶かし型に流し込みます
     流し込みの見極めは、師曰く、「銀が黄金色に輝き、ふっくらとしてきたとき」
     

     
     
[溶け始めた銀]




  2.溶かし固めた銀
    
     この時、銀の表面が滑らかになっていなければやり直し・・・・。
     火加減やタイミング・手際が重要



  3.打ちのばす

     銀を赤く熱し柔らかくして金槌でたたいて伸ばしていきます。
     銀をたたいていくと、次第に硬くなり伸びなくなります。
     硬くなったらまた、加熱し柔らかくします。
     これの繰り返しで伸ばしていきます。
     [銀を加熱]


     [赤熱した状態]


     [水に入れて冷ます]


     [段階ごとの銀]


  
  4.リング作り
     打ちあがった平打ちを、指輪のサイズに切り、リングにします。


  
  5.房指輪の平打ちリング
     指にはめられている平たいリングが「平打ち」で作られたリングです。



 「銀が溶け黄金色になった時、この状態は王朝時代の先代も同じように同じ黄金色を見つめている」と師は話してくれました。   


Posted by 風音 at 12:42Comments(1)製作風景

2013年06月15日

昼下がりの工房

久々の晴れ間

カンスケ・銀太は、ひなたぼっこ

玄関先で仲良く、のんびり




  


Posted by 風音 at 13:03Comments(0)

2013年05月17日

花壇

沖縄は、梅雨入りして、
連日雨続き。

月桃の実に、
ガジュマルの根に、
雨粒が輝いています。







写真は、
梅雨入り前にお弟子さんが植えこんだ花壇。

小学校風で、
なんともかわいらしく。

朝、目に入ると思わずにっこり。


  


Posted by 風音 at 10:21Comments(0)

2013年03月07日

テレビ番組のお知らせ


葉桜の緑が、
降り注ぐ陽光にまぶしく、
芽吹きの春というよりも、
天気がいい日には初夏の匂いすら感じる首里。


はや3月。


工房には、
テレビ番組の取材が2つ来て下さり。
楽しい季節となりました。


以下、番組の紹介です。


いずれも3月9日放送なのですが、
まずは朝。



「朝だ!生です 旅サラダ」(朝日放送系列全国放送)
放送時間は朝8時~9時30分です。

工房には2月末に、
女優の丘みつ子さん&スタッフの皆さまがおこしになりました。

番組のHPはこちらです。
  ↓
http://asahi.co.jp/tsalad/

旅人の丘みつ子さんは、
陶芸をなさっているとのこと。
さまざまな作り手が暮らすここ沖縄は、
きっと丘さんの心に響いたのではないかしらと。



そして3月9日の夕方には♪



◆「ゴリ×西野の語り旅 ~ こだわり人に会おう~沖縄編」
(CSスカパー!&ケーブルテレビなどで全国放送)
放送時間は夕方18時カラ19時。


番組のHPはこちらです。
  ↓
http://www.foodiestv.jp/program/index.php?prg_cd=FD00000342

工房には1月末の夕刻に、
ゴリさん(ガレッジセール)と、
西野亮廣さん(キングコング)、
そしてスタッフの皆さま方がおこしくださいました。

じつおふたりもまた、
ゴリさんはショートフィルムを、
西野さんは絵をと、
創作に思いのある方々なのです。



こうして工房におこしいただけることは、
うれしいことです。

番組をご覧になり、
なんだか気になる場所だわ、とお感じになられましたら、
どうぞ工房にいらしてくださいね。



  


Posted by 風音 at 10:20Comments(0)お知らせ

2013年01月12日

花たち


工房のご近所さんの庭には、
もうカンヒサクラがぽっぽっぽ。
昨日はとってもあたたかだったので、
お散歩。





















あたたか。

でも今日は、
こまかな雨が降っています。






  


Posted by 風音 at 15:12Comments(0)ある日の風景

2013年01月11日

あけましておめでとうございます。


すっかりあけてしまいましたが、
あけましておめでとうございます。









工房として、
なにかひとつあらたな挑戦ができる1年になればいいなと、
皆、それぞれの胸で想う年の初め、なのかなと。

そして、
今年もたくさんの皆さまと心通わせることができたら、
うれしく存じます。

機会がありましたらぜひ、
工房に、遊びにいらして下さい。

本年も、
どうぞよろしくお願いいたします。


追記 : 写っている手元は、年末から試みている復元作業のなかで、
試行錯誤をしているところです。素材は銅です。

  


Posted by 風音 at 13:28Comments(2)ある日の風景

2012年11月28日

南の島にも、冬がきた、・・・かも。


少し前のこと。
工房の庭に、
サクラを植えました。
沖縄の新年を彩るサクラです。







新芽が、かわいい。
しっかと根付いているようです。

そして、地面に眼をやれば、
こんなかわいらしい赤い実が。







そして、
あたたかな陽射しに誘われ踊るカンスケ。
スクスクと成長しています。







そして工房には、
ニューヨーク在住の、
工房とはもう10年来のおつきあいのホセさん。








ホセさんの創作活動については、
あらためて書かせていただきます。



年末に向け、
あたたかな工房風景。


  


Posted by 風音 at 13:39Comments(2)

2012年11月02日

再放送 BSありんくりん沖縄


先日、取材していただいたBS日テレ「ありんくりん沖縄」の放送が、
じつは30日にありました(汗)。

で、再放送が6日にあるとの情報をキャッチ。

もしもお時間があいましたら、
ご覧になってみてください。


*番組HPはコチラ
 ↓
http://www.bs4.jp/guide/document/arinkurin/index.html


  


Posted by 風音 at 13:31Comments(2)工房からお知らせ

2012年10月18日

月桃に、メジロ。


台風21号は沖縄のよこを、
通過中。
南北大東島は大変そうですが、
今朝の沖縄本島の首里は、
雨が降ることもなく。


そして、ちょっぴり寒いくらいで。


写真は、先週のものなのですが、
はぜた月桃の実に、
メジロが来ていたので、
うれしくてパチリ。









実りの秋。

今日の工房の昼食は、
豚汁に、芋ごはん。

食卓もまた、秋だなと。

今日はこれから、
BSの取材があるとのこと。
放送日などがわかりましたら、
またご案内させていただきます。



  


Posted by 風音 at 10:33Comments(1)

2012年09月28日

月日は流れ・・・、沖縄もほんのり秋に

工房のみんなは、
元気です。


介護犬を目指すことになり、
1年間預かることになった〝カンスケ〟も、
元気いっぱい。


朝夕の空気は、
南の島の沖縄も、いくらかひんやりしてきて。
玄関前に茂る月桃は、
もうこんなに色づいています。









昨年実り、その実をおとし、
以来、その体いっぱいに、
工房に寄り添い太陽をあび蓄えてきた光のよう。


そして明日には台風17号がやってきそうですが、
それもまた季節の移り変わりの一場面なのかなと。


皆さま、
いつもありがとうございます。


心から。

  


Posted by 風音 at 11:18Comments(1)ある日の風景

2012年07月30日

アナザー ストーリー

7月24日 カン吉の小さい頃からお世話になっていた
トレーナーの先生がすぐ駆け付けて、お別れしてくれました。
その3日後、こんな葉書が届きました










カン吉!よかったね! 
言葉ではうまく言えないが
これはきっとひとつの約束ごとだったんだ。
〈カン吉〉と〈カンスケ〉の兄弟分としての約束だったんだ。
これぞ まさに アナザーストーリー

"THE LEGEND OF THE BROTHERHOOD"

よかった。
先生も元気に育て、工房へ連れて来てくれるそうだ。



カン吉へ祈りを込めて・・・・・




埼玉県の細田さんご一家より
  


Posted by 風音 at 10:49Comments(0)カン吉日誌

2012年07月28日

愛しカン吉

カン吉と共に

≪11年と4ヶ月と15日≫





































       誰よりもいつもそばに居てくれた
       心もからだもまるごと包み込むような
       不思議な瞳で
       まっすぐ見つめていてくれた。
       何も疑うことなく、
       信じることの強さを教えてくれた。
       あの日、震えていた小さな命は
       私たちを守るため、みんなをつなぐための
       神様からの贈りものだったのだろうか。
       だとしたら、神様のもとに帰っても聞こえるように
       毎日毎日、変わることのない槌の音を届けよう。
       あなたが愛してくれた人たちの
       やわらかな微笑みを風にのせよう。
       日差し輝く夏の日に。ずっと結ばれた心のままで。

       2012.7.24 カン吉へ 



あともう一歩共に・・・・・・健次郎
カン吉ありがとう、楽しい思い出いっぱい いっぱい  和子





  


Posted by 風音 at 16:06Comments(3)カン吉日誌